やんデレから見る、最近のギャルゲー事情

どこにいっても、やんデレで話題はもちきり
ここも、ここも、ここも…
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http://d.hatena.ne.jp/sixtyseven/20070821/p1
うらやましくなんて、ないんだからっ！！
うらやましく…なんて、ない…んだから…

いや、ツンデレ風味にいったところで、うらやましいです、マジメに
ウチのゲームもアレだけ人に注目されたらなぁ…と素直に思うわけですよ
で、ちょこっとその辺の考察を…

先駆者は、いつだって奇異の目で見られる
シスプリなんていうのは、その代表格じゃないでしょうか
あれ以来、いくつもの妹ゲーが世に生まれてきましたが
あれよりも有名となれたものはひとりとしていない…と思っています

最近の思想を考えると、偏りや破綻が人気を生み出す鍵となる…と感じます
たとえば、つよきす
ヒロイン全てがツンデレであり、ツンデレ好きなら、ついつい手を出してしまうであろう一品
事実、俺の親友側でツンデレ好きな方もやったとのこと

先ほどもあげたシスプリも
ヒロイン全てが妹であり、お兄ちゃんと呼ばれたいあなたなら、一度はやってみたい作品
姉、ちゃんとしようよ、は、お姉さんとだし
ママさんバレー（乳ゆれまんせー）とか、なんていって、人妻専用なんてのもある

そして、もう一つ…ヒロインが全て自分の好きな属性＝ファンにはたまらない…とともに
遊び半分で、ネタになるから、そういう理由でプレイした人も少なくないはず
俺って、こんなすごいゲームを楽しんできたんだぜ…という感覚が好きな人もいれば
『ネタになるのでやってみました』といって、ブログで紹介する人も多い
ネタになるので、破綻しているから、そういう理由で選ばれることも多い
そういう意味では、恐いもの見たさでひぐらしの鳴くころにをやるなら
恐いもの見たさでやんデレをやる姿勢は、間違っていない気がする

そのときに強い動機は、破綻というよりも新境地ゆえの斬新さなんでしょうね
こんなの見たことない、こんなの初めてだ…その初体験だけで、人間は楽しめますから
初めて見るルール、そして、そのルールの中でキャラクターたちが命を吹き込まれ
その世界で何かを成すために動き出していく

デスノートの名前を書くだけで死ぬノート
ゼロの使い魔のツンデレの魔法少女に召還されて、呼び出されたら契約のキス
安易だという人もいますが、作る側がこれだけのことを作るのは
そんなに楽なものではありませんし、素直にすごいと思います
二番煎じは難しい…そういうことは、大きくなりきれなかった属性ゲー各種が物語っている気がします

ちょっと別件ですが、名前で挑戦したのだと、
『痴漢者トーマス』とか
『恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの』とか
『つくしてあげるの！〜だっておにいちゃんのおよめさんになりたいんだもん〜』とか
俺が知ってるのは、そんなところかな
このタイトルに引かれて、ググッた人も少なくないはずです

さて、ここまでツラツラと書いてきましたが
最後に自分の目指す方向に関して
時代を逆行する俺が目指すのは、原点回帰です
ファンタジーの世界、草原を抜ける風の音、今では存在しない不便さ故の風情
戦いに込める激情と、そこに生きるものたちの生き様
どこまで丁寧に作りこめるか、それに全てを捧げています

DAGGER 戦禍の絆が今よりたくさんの人々に楽しまれることを夢見て
シナリオ書いてきます