ドラえもん のび太のロボット王国（キングダム）

久しぶりにドラえもんの映画を見ました
絵のクオリティが向上されたのは、すごくいいんですが
物語に、昔の羨ましさがないですね

日本誕生、雲の王国を初めとして
どれも、その世界の楽しさ、子供がやれる最上級の遊びという羨ましさを書いた上で
（ほとんどが、のび太の願いを叶えて遊んでいる中で）
偶然関わってきた事件を解決する…が、ドラえもんの鉄則シナリオなのに

『事件だ、助けよう』の部分しかなかった今回の話は
ドラえもんの夢を与える部分が少なかったかと
子供に与える正義感という意味ではいいのかもしれないですが

ドラえもんの劇中の極限状態には、ちょこっとグッと来ましたが
そもそも、ドラえもんを極限状態に追い込むというのが、無理な話なので

ほぼ回避可能なだけにありがたみは薄く
だからこそ、故障という雲の王国やブリキのラビリンスのシナリオは強かったと思います

やっぱり手軽に見られてほのぼのできるドラえもんは最高ですね
懐古厨なので、昔の作品愛好家ですが(笑)

声優さん
野沢雅子さんの演技はさすがです
老舗ドラえもんの、大山のぶ代さん、小原乃梨子さん
野村道子さん、肝付兼太さん、たてかべ和也さんの五人も秀逸
やっぱり、この声じゃないとドラえもんを見ている気がしません
悔しいのは、桑島法子さんに気づかなかった自分の愚かさですかね(笑)