同人サークル The sense of sight日記跡地

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PS2 ひぐらしのなく頃に 祭 レビュー

ひぐらしのなく頃に 祭 07th Expansion


シナリオの私的評価&感想
推理ゲー、ホラーゲー、ファンタジーゲー、説教ゲーと幅広いジャンルをカバーしてました
グロ注意(PS2版はPC版に比べるとぬるいらしいですが)


最前の一手を追い求める異様なまでにハイテンションな部活は
ゲームの遊び倒しに命を賭けてるようです
あの空気を楽しめる人には、たまらない一品かと


本編は、伏線とミスリードが張り巡らせてあるミステリー系なので、その手の話が好きな人はオススメ
シナリオの練り込みが良くできているのと
クロノトリガーのような強くて(記憶を引き継いで)ニューゲームがあるので
歴史だの運命だのを塗り替えるようなのが好きな人はいいかと
手を変え品を変え、一枚ずつベールを剥ぎ取る焦らし好きな人は、たまらないでしょう


ただ…性善説が主人公側にあり、性悪説が他にあるので、そういうのがダメな人は厳しいかも
(性悪説は、ボスじゃなく、ハッピーエンドでさえ殺された北条鉄平を指す)
『仲間』を連呼、『信頼』を連呼のシーンなど、自分の現状が疑心暗鬼な人には煩わしいかもw


ちなみに、敵側の言い分は、ばっさりカットの勧善懲悪モノとなっておりますので
ヒーローショーとして楽しむのもありかと


消化不良も多々あるので、最初から楽しみたい人は、PC版からやったほうがいいらしいです
(声優さんの熱狂的ファンとかなら、話は別ですが)
現実と非現実(ファンタジー含む)の切り替わりや混在を純真な気持ちで受け入れ、楽しむことが、このゲームを楽しむ秘訣だと思われます


キャラに関する総評
各々で口癖があるので、それでのめり込めるかが勝負かと
逆にここでハマレないと、愛着が沸かずに楽しめなくなる可能性も大です
俺の場合、普通とずれた冷たさとか熱さが好きだったので、レナと詩音がお気に入り
まあ、猫かぶりな詩音も好きですがw
萌えは人によりけりかと
メイド、ネコミミ、ブルマなど、その筋の属性ものはありますが
あれは、本体付随品でなく、ご一緒にポテトはいかがですか? のような感じなので
ここまでやれば萌えるでしょう? の雰囲気が、ド真ん中から外れた理由かもしれません


CG
ほとんどか通常の立ちポージングですが、立ち絵の種類は豊富なので
私的には満足してます
目つきが変わったバージョンや反転エフェクトも雰囲気が出てて良かったです


イベントCGは、ものによってクオリティが違いすぎる気がするんですが…
いいなと思ったのもありましたが、あれ?と思ったのもいくつか…
暴走系のは雰囲気だけで楽しむなら◎
ただ、レナとかホントに可愛くない…orz


ゲームシステム
今回、足を引っ張ったのはゲームシステムだと思われます
作者の意図した読み順があり、それにあわせたいなら、初回で章だけを選択させればいい
主人公選択で、選択不可のキャラが誰なのかも分かるので、そこから邪推はできるわけですし
途中で出てくる選択肢も私的には邪魔なだけと感じました
単なる一発即死選択肢に価値を見いだせない人なので


音響・声・効果音
鈴の音が秀逸
あんまりゴチャゴチャなってるより、一つの音がしんしんとなってるほうがホラーゲーとしては好きです
お、痕っぽいな…と思った曲もいくつか
さすが鬼関連ですねw


声優さんは技術の高い人が集まってると思いますが
声で表現できる限界の先で楽しむものだと思いますので
作品の性質から考えると難しいかと
嘘だっとか、くけけけはたぶん脳内で流れたほうが恐い


OPムービーの類は、雰囲気が良く出てました
やっぱり終わってからのほうが楽しめました


総合評価・点数・次回作への期待
85点
システムの煩わしさとシナリオのカットされた部分を考慮にいれてこの点数で
本編をやれば満点になるであろうことを期待してます
解と礼を買ってきましたので
時間が少し薄れた頃にやろうと思います


戯言
正解率1%ということですが、どの時点で何を当てたら正解になるんでしょう?