売れない同人ゲーム制作者の決意
同人ゲームを委託している、とらのあなからメールが届いた
====以下メール本文====
平素は格別のお引き立てを賜りありがとうございます。
現在弊社にてお預かりさせて頂いております以下の作品は、
お約束させて頂いた委託期間が終了となります。
つきましては委託期間終了に伴い、ご登録頂いておりますご住所へ
ご返送させて頂きたいと考えまして、まずはお知らせをさせて頂きました。
弊社の努力不足にて完売させることが出来ず、誠に申しわけございませんが、ご了承下さい。
==================================================
■委託期間終了作品
作品名:30007929
作品ID:DAGGER 点を支えし者達
返送予定数:34部
作品名:DAGGER 戦場の最前点
作品ID:30007931
返送予定数:20部
====メール本文終了====
売れないのは、とらのあなのせいじゃない
自分が不甲斐ないせいだ
もっと、いい作品を作り出していれば
もっと、早いペースで作品を制作できれば
もっと、宣伝ができていれば
それができていれば、こんな結末にはならなかっただろうし、
戦禍の絆のときも、その前のときも、こんな悔しい思いはしなかった
だけど、できない
売れない
悔しい
こんな気持ちを純粋に抱けるのは、おそらく同人に対してだけだ
他の何に対しても、言い訳がついてしまうけれども、同人に対しては、それがない
同人に対してだけは、手を抜いたことはないし、いつだって全力で取り組んでいる
それでも、売れない
それは、俺にとっては、この上なく悔しいことだけれども
それを嘆くよりも、今後の糧にしようと思います
イベントで一本しか売れなかったこともある
(COMITIAでは、本当に一本しか売れなかった)
納品したゲームたちが委託先から返送されてきたことも、何度もある
それでも、もういい、同人を辞めようという考えは、なかった
次の作品のために、スケジュールを切りなおした
改善できるところを探して、宣伝できることを考えて、自分のTODOリストを作った
努力が足りないというのなら、仕事から帰ってきてでも、作業をした
そこまでしてでも、まだ、全然売れてないけれども、
それでも、もう少しぐらいは、頑張ってみようと思います
少なくとも、DAGGERシリーズを完結させるまでは
同人をやってて売れない人は、同類がいることだけ覚えておいてください
そして、できることなら、一緒に頑張りましょう